1994年のヤクルトスワローズ(1994ねんのヤクルトスワローズ)では、1994年のヤクルトスワローズにおける動向をまとめる。
この年のヤクルトスワローズは、野村克也監督の5年目のシーズンである。
概要
前年退団したレックス・ハドラーに代わってジェラルド・クラークが加入したこの年、チームは新マスコットとしてつば九郎を採用。帽子マークも斜体の「Ys」に変更するなど、イメージチェンジを図ったチームは3連覇が期待された。しかし、開幕後にクラークが広島戦で佐々岡真司から死球を受けた事により激昂し殴りかかったとして退場処分になり、さらに翌日の試合で正捕手の古田敦也がファウルチップを右手に受けて負傷する非常事態。それに加えて5月11日の巨人戦では西村龍次がダン・グラッデンにブラッシュボールを投じ、これがもとで大乱闘に発展。グラッデンを止めようとした捕手の中西親志がグラッデンと殴り合いをした挙げ句エース・西村と共々に退場するなど波に乗れず、一進一退の試合が続いた。さらにこの年入団のクラークや池山隆寛、前年新人王の伊藤智仁など投打に故障者が続出したこともあり、チームは8月以降借金返済の広島に抜かれて最下位に転落。最終的には横浜との最下位争いに勝ったものの、阪神と同率の4位で終わり野村監督の悲願である3連覇はならなかった。
チーム成績
レギュラーシーズン
オールスターゲーム1994
- 選出選手及びスタッフ
- 太字はファン投票による選出、▲は出場辞退選手発生に伴う補充。
できごと
選手・スタッフ
表彰選手
ドラフト
- 網掛けの選手は逆指名による入団
脚注
注釈
出典




