山手学院中学校・高等学校(やまてがくいんちゅうがっこう・こうとうがっこう)は、神奈川県横浜市栄区上郷町に所在し、中高一貫教育を提供する私立中学校・高等学校。

概要

有隣堂書店とは密接なつながりがあり、創設者姉弟(江守節子、松信幹男)は同書店創業社長の長女と七男であり、現理事長・学院長は次女である。出典:『YAMATE・25』(山手学院25周年記念誌)。

建学の精神

「未来への夢をはぐくみ、その夢の実現をたくましくになっていく人」すなわち「世界を舞台に活躍でき、世界に信頼される人間を育てる」

建学の精神を実現するために「三本の柱」を教育方針に定めている。三つの柱の中心にある自由とは、自らに誇りを持つとともに、他者の誇りと他者の自由を尊重する姿勢の上に成り立つ自由で、すなわち「Wise Freedom」という。

  • 国際交流 - Global Understanding and Cultural Exchange
  • 教科教育/進路指導 - Learning for Life
  • 誠人教育 - The 3 Cs ・・・ Courtesy(礼儀正しさ)、Compassion(真心・思いやり)、Courage(勇気)

国際交流

建学の精神にもあるように、国際的な人間を育てることを目指している。それゆえ、中学3年生でオーストラリアへ、高校2年生で北米へ、それぞれ現地でホームステイをする修学旅行を実施している。海外へ行くだけでなく、海外から日本へ高校生を招くリターンヴィジットも実施しており、国際的な交流の機会を多く設けている。また、学校法人となる以前の山手学院の前身が英語塾であることから、その名残で現在でも英語教育を重点的に行っている。中学生では、オーストラリア研修に向け、Englishというイギリス英語の授業が行われている。

中学3年、高校1年の7月末から10日間シンガポールのACSインターナショナルスクールの授業に参加したり、ディスカッションやプレゼンテーションをする希望制のプログラムを実施している。9月にはリターンビジットも実施されている。

沿革

  • 1966年(昭和41年) - 山手学院中学校設立(男子校)、2年間の入寮義務化。
  • 1969年(昭和44年)
    • 山手学院高等学校設立、男女共学化。
    • アメリカ研修旅行開始(ワシントン州デイトン市)。現在まで継続している。
    • この当時、学院近くの港南台遺跡群第2次調査(1969年12月~1970年3月)で行われていた榎戸第4遺跡の発掘調査現場に歴史研究部の生徒が侵入し、遺物を持ち去り遺構を乱掘して調査を台無しにする不祥事が発生。
  • 1970年(昭和45年) - 全寮制となる。
  • 1979年(昭和54年) - 寮内で運動部員が暴力を振るっていたとして神奈川県警察が生徒6人を傷害容疑で逮捕、25人が補導。生徒の飲酒を黙認していたとして指導員が取り調べを受ける。寮内では1975年(昭和50年)にも暴力事件が発生しており警察沙汰は2回目。
  • 1980年(昭和55年) - 高等学校の通学制導入。
  • 1982年(昭和57年) - 中学校の通学制導入。
  • 1986年(昭和61年) - 高等学校に理数コースを設置。
  • 2002年(平成14年) - 週5日制導入。
  • 2010年(平成22年) - 併設型中学校・高等学校認可。この年の中学入学生から、高校進学時における高校入学生との混成クラス編成がなくなり、中高一貫クラス編成を施行。

(出典:学校公式サイト)

部活動

運動部

文化部

交通アクセス

出典 :

鉄道
  • JR根岸線 港南台駅より徒歩で約12分。
路線バス

著名な出身者

  • 石井苗子(参議院議員、俳優)
  • 高原豪久(ユニ・チャーム社長、日本経営協会会長、日本衛生材料工業連合会会長)
  • 鈴木恒則(オンワード樫山代表取締役社長執行役員、オンワードホールディングス専務取締役)
  • 日下部正樹(TBSテレビに所属する日本のジャーナリスト、ニュースキャスター、報道記者)
  • 浅葉彩(アナウンサー)
  • 水谷徹(サントリービール代表取締役社長)
  • 二村愛(俳優)
  • SHIN(CLIFF EDGE)
  • 浅野重人(ラフティング・アスリート)
  • 竹本一彦(日テレ・東京ヴェルディベレーザ:監督 2021年(令和3年) - 現在・日本のサッカー指導者)
  • 田澤耕(法政大学教授)
  • 木高イサミ(プロレスラー)
  • 土居愛実(セーリングオリンピック選手)
  • 平岡亜紀(俳優)
  • 小永井一歩(ニッポン放送記者)
  • 西本たける (お笑い芸人、俳優)
  • 紫月杏朱彩(声優)

脚注

参考文献

  • 川上, 久夫 著、社会教育部文化財保護課 編『港南台(横浜市港南台土地区画整理事業にともなう調査)』神奈川県教育委員会〈神奈川県埋蔵文化財調査報告9〉、1976年3月31日。 NCID BN14794349。 

関連項目

  • 神奈川県高等学校一覧
  • 神奈川県中学校一覧

外部リンク

  • 山手学院中学校・高等学校

山手学院中学校・高等学校

山手学院中学校・高等学校

新着情報 山手学院中学校・高等学校

入学式 山手学院中学校・高等学校

山手学院中学校・高等学校