中川 良長(なかがわ たかなが、1876年〈明治9年〉10月27日 - 1948年〈昭和23年〉8月20日)は、明治から昭和期の実業家、政治家、奈良華族。貴族院男爵議員。
経歴
華族・中川興長の長男として生まれる。父の死去に伴い、1920年(大正9年)6月10日、男爵を叙爵した。
1905年(明治38年)学習院大学科を卒業。同年、日本銀行に入行。その後、東京電燈監査役などを務めた。
1921年(大正10年)2月12日、貴族院男爵議員補欠選挙で当選し、1925年(大正14年)7月10日まで在任。さらに1939年(昭和14年)7月10日、貴族院男爵議員に選出され、公正会に所属して1946年(昭和21年)4月13日に辞職するまで通算二期在任した。
栄典
- 1929年(昭和4年)9月2日 - 正四位
親族
- 先妻:千菊(ちきく、渡辺千秋四女、離縁)
- 後妻:いそ(鈴木某女)
- 長男:浩長
- 長女:秀月(長福寺住職、旧名・芳子)
脚注
注釈
出典
参考文献
- 人事興信所編『人事興信録』第14版 下、1943年。
- 『貴族院要覧(丙)』昭和21年12月増訂、貴族院事務局、1947年。
- 衆議院・参議院編『議会制度百年史 - 貴族院・参議院議員名鑑』大蔵省印刷局、1990年。
- 霞会館華族家系大成編輯委員会『平成新修旧華族家系大成』下巻、霞会館、1996年。
- 杉謙二編『華族畫報』下、吉川弘文館、2011年(華族画報社大正2年刊の複製)。




