2022年のロサンゼルス・エンゼルス(2022 Los Angeles Angels season)は、球団創設以来62年目のシーズン、アナハイムのエンゼル・スタジアムでは57年目のシーズン。監督は代行のフィル・ネビン。所属はアメリカンリーグ西地区。
オフシーズン
2021年は大谷翔平がMVPを獲得するなど注目を集めたが、地区4位に終わり、7年連続でポストシーズンに進出できなかった。
2021年12月2日にはMLB機構と選手会による労使交渉が決裂し、99日間に及ぶロックアウトが開始され、2022年3月10日までFA選手の補強ができなかった。
ロックアウト前後に、最大の懸案事項であったブルペン陣の補強として、昨季の守護神ライセル・イグレシアスとの再契約を取り付け、さらにアーロン・ループ、ライアン・テペラ、アーチー・ブラッドリーの3投手と契約した。また、昨季開幕時点で先発ローテーションに入っていたアンドリュー・ヒーニーやホセ・キンタナを昨季途中にトレードに出し、ディラン・バンディやアレックス・カッブも退団した関係で先発投手も補強の必要性が生じ、ノア・シンダーガードとマイケル・ローレンゼンの2投手を獲得。さらに、ホセ・イグレシアスやフィル・ゴセリンの退団などによって穴となっていた内野手の補強としてアンドリュー・ベラスケス、タイラー・ウェイド、マット・ダフィーの3内野手を獲得した。
一方、オープン戦で打撃好調だったジャスティン・アップトンを放出した。若手のジョー・アデルやブランドン・マーシュを積極起用する方針で出番がないことを主な理由としている。
開幕後
開幕からマイク・トラウト、大谷翔平、アンソニー・レンドン、ジャレッド・ウォルシュが並ぶ強力打線が復活。さらに故障で出遅れたテイラー・ウォードが調子を上げ1番打者に定着した。また、課題だった救援陣もアーロン・ループ、ライアン・テペラ、ライセル・イグレシアスの継投が機能したことを背景に地区首位で4月を終える幸先のいいスタートとなった。
しかし5月、投手陣が一転して不調に陥ったところに主力打者陣の故障や不振も重なり、5月25日から6月8日まで14連敗を喫した。最大10あった貯金を使い果たして借金生活に入り、連敗中の6月7日の試合前にジョー・マドン監督の解任が発表された。以降はフィル・ネビンコーチが監督代行として指揮を執ることになった。
しかしレンドンが6月に右手首手術で今季絶望となり、打線のテコ入れのためにメジャー契約に至った選手も他のチームをDFAとなり獲得した選手も攻守に精彩を欠きメジャー定着はしなかった。マット・ダフィーやアーチー・ブラッドリーなどさらに故障者も増え、6月27日の勝利を最後にオールスター前まで大谷の登板試合でしか勝てなかったため、借金が2桁に膨れ上がり、7月は6勝18敗と大きく負け越し、ポストシーズン進出は絶望的となった。オールスターにはトラウトと大谷が選ばれたが、トラウトは背部の痙攣により欠場した。
この結果を受けてトレード市場で売り手に回り、8月2日にマーシュとシンダーガードがフィラデルフィア・フィリーズ、イグレシアスがアトランタ・ブレーブスに移籍し、フィリーズからミッキー・モニアックとプロスペクト捕手のローガン・オーハッピーを含む3人、ブレーブスからジェシー・チャベス、タッカー・デービッドソンを獲得した。
後半戦はルイス・レンヒフォと股関節の手術から戻ってきたデビッド・フレッチャーが調子を上げ、上位打線に定着した。
チーム成績
シーズン成績
ワイルドカードチーム
先発変遷
入団・再契約
オフシーズン・開幕前
開幕後
オールスターゲーム選出選手
- 大谷翔平
- マイク・トラウト(辞退)
首脳陣
個人成績
投手成績
※色付きは規定投球回数(162イニング)以上の選手
野手成績
※色付きは規定打数(440打数)以上の選手
達成記録
- 5月10日 - リード・デトマーズがノーヒットノーラン、史上251人目。
- 6月10日 - ジャレッド・ウォルシュがサイクル安打
試合結果
脚注
出典
関連項目
- 2022年のメジャーリーグベースボール
外部リンク
- 公式ウェブサイト (英語)
- Baseball-Reference (英語)

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![エンゼルス [2022年8月24日(水)]ツイ速まとめ](https://pbs.twimg.com/media/Fa6mtzYUUAE9HbY.jpg)
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